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お宿日記
『初詣の由来』
遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。
昨年中は皆々様に大変お世話になり、ありがとうございました。
心からお礼を申し上げます。
本年も「あらゆる生き物たちが共生できる島づくり」の一助となれるよう邁進いたしますので、どうぞ宜しくお願い致します。
今年の干支は「寅年」
「新しく立ち上がること」や「生まれたものが成長すること」といった縁起の良さを表しているそうです。
皆さまにとりまして飛躍の年となりますよう祈念致しております。
さて表題に関してですが、我が家でも、一年はお参りから始まります。
まず神棚にお参り、そしてお仏壇・ご先祖様に。
それから地元の氏神様である熊野神社、そして崇敬している善知鳥神社。
近くを大切にし、離れた所へ順番にお参りするのが正しいと、私は習いました。
「重点は近くから遠くへ」
これは食べ物でも人でも仕事でも、全てに通ずることだと思っています。
そしてお参りは必ず鳥居の前で一礼、参道の端を歩き(中央は神様の通り道)、手水舎で手と口を濯ぎ、御宮前で一礼、それからお参りをします。
その際、「昨一年無事に過ごさせて頂きありがとうございました」と感謝の想いを一番に伝えることが大切、と学びました。
そしてお願い事はせずに、「良い一年でありますように」とか「お見守りください」と神様に伝えることが大切、ということも共感しています。
神前で欲を出すことは失礼にあたると思いますし、有りのままを受け入れる覚悟を決める日でもあると私は思っています。
また最近学んだことですが、「神社は女性そのものを表している」そうです。
鳥居は「女性器」、参道は「産道」、手水舎は「羊水」、御宮は「子宮」、さらには、鈴は「睾丸」、鈴紐は「男性器」、お賽銭は「精子」を意味しているそうです。
つまり初詣(お参り)は「妊娠や出産」を意味しており、氏神様から氏子(私たち)が産まれる(新しい一年を迎える)ことを表しているそうです。
また氏子(産まれた子ども)は、7歳までは「神様の預かりもの」とされているので、「こんなに大きくなりましたよ」と報告に行くのが「初宮参り」とか「七五三」と言われているそうです。
こうした神事事がいかに大切な行事かということは、調べていくにつれ気づかされます。
「女性や子どもが神様に近い存在である」ということも忘れてはいけないことですね。
これらのことを息子や孫、次世代に絶やさないように伝え続けていく必要があると日々感じています。
本年も神様を大切に精進致しますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
三代目宿主 篠原 豪
2022.01.09日記
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