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お宿日記
今年のゴールデンウィークは時間にゆとりがあったので、お寺の草刈りに行きました。
私は経営者という立場なので、お客さまはもちろんですが、弊社を支えてくれている全従業員を大切に想っています。
しかしそれ以前に、商売をさせていただいている、という感謝の想いで神様(神棚)を崇敬しています。
でも直近で感謝しなければいけないのは、ご先祖様であり、自分の両親です。
今、自分が生きていられるのは、ご先祖さまと両親あってのことだからです。
私は、息子はもちろん孫も曾孫も、何世代先もずっと大切に生きていきます。
同じように、曾祖父が祖父を、祖父が父を、父が私を大切に育ててくれたからこそ今の自分があります。
命のバトンは繋がり、それはこれからも永遠に続いていきます。
だからこそご先祖様が眠っているお寺やお墓を大切に考えています。
私のご先祖様が眠っている「玉泉寺」には100基ちかくのお墓があります。
つまり100世帯近い檀家がいることになります。
ですが、草で道や階段が覆われても、本堂が汚れても、綺麗にしようとする方は私も含め今まではいませんでした。
「檀家はお布施を払っているので、お上人が清掃員を雇うべき」という考えが今でも残っているからだと思います。
それでも今考えれば、私自身、自分のお墓の周りくらいは綺麗にしようと思っても良かったはずです。
一昨年、私が草刈りをしていると年配女性が階段の草むしりを手伝ってくださいました。
お話を伺うと、その女性は隣町の別のお寺の檀家の方でした。
その時、女性が「私らのお寺は檀家のもんがみんな綺麗にするんだけど、ここは誰もせんからなぁ。」
と仰いました。
私は一檀家として返す言葉が見つかりませんでした。
ここ数年は私が草刈りをするようにしていますが、なかなか時間が取れず遅くなることもしばしばです。
当然草の背丈も伸び、かき分けながらでないと歩けない状態となってしまうことも多々あります。
「お上人様に、私が草刈りするから待っててください。」と言った手前もあり、時間がとれず焦っていると、お上人様が清掃員の方を手配されたり、時にはご自分で草刈りをされてることもあります。
お上人様は身体の自由が利かないため、そんなお姿を目にすると奮い立たされます。
私はお上人様に、精神的にとても支えていただいているので、お寺の為に何かしたいと常に考えています。
私は世の中のすべての人々に「感謝」しています。
両親とは意見が食い違い議論することも多々ありますが、感謝しているからこそ稼業を継いでいます。
考えれば、戦後まもなく貧しい時代を駆け抜けてきた「団塊世代」の両親は「何よりも子どもに貧しい思いをさせたくない一心」で経済優先の社会を築いてきたはずです。
一方私たち「ゆとり世代」は、そんな経済優先の両親の裏で寂しい思いをしたからこそ「家庭を優先させたい」世代です。
そんな真逆の世代同士が一つ屋根の下で暮らせるはずはなく、結果、どのご家庭でも新居を建て、別居している状況が後を絶ちません。
このように家族がバラバラで良いのでしょうか?
私はそうは思いません。
どちらが正しいとか、間違っているとか白黒つけるのではなく、お互いが反省するべき点は素直に反省し、お互いを認め合えば良いのではないでしょうか。
団塊世代の方は、「仕事ばかりでなく、もっと家族との時間を大切にすれば良かった」と。
ゆとり世代の私たちは、「寂しい思いはしたけれど、両親は両親なりに一生懸命だったんだ」と。
どちらかが一歩を踏み出すのではなく、お互いが半歩ずつ踏み出せば和解は必ず成し遂げられると思っています。
私も、幾度となく両親とぶつかり、長年経過した今、やっと少しずつ分かち合えてきています。
難しいことかもしれませんが、世の中に不可能はないと私は思っています。
血の繋がった親子なんだから、分かりあえないはずがないんです。
まずはゆとり世代の私たちが、
「辛いことも苦しいこともあったけど、育ててくれてありがとう。」
と感謝を伝えるべきではないでしょうか。
藪から棒に親を否定するかのように「あぁして欲しかった、こうして欲しかった」と言われれば、親世代からしたら、自身を変えようと思っても変えられないと思います。
「何事にも感謝の気持ちを大切に」
私は、一番大切な人からそう教わりました。
農薬も食品添加物も薬や医療、原発、大企業、自民党や歴代総理、その他諸々すべてに感謝しています。
農薬があったからこそファミリーレストランで青春時代を過ごすことが出来ました。
添加物があったからこそコンビニでバイトができ、廃棄弁当で食生活を支えてもらえました。
薬や現代医療があったからこそヘルニアで激痛が走った時、痛み止めでその場をしのぎ、仕事に集中することが出来ました。
原発があったからこそ、新幹線で東京に行き、遊園地やテーマパークで子どもと思い出を作ることが出来ました。
大企業があったからこそ安定した商品の生産で、今までの生活が成り立っています。
歴代総理や自民党の方々のご尽力で、これらをすべて叶えていただいていたも同然だと思っています。
しかしこれからは何かに頼るのではなく、自立しなければいけない時代だと感じています。
原発を反対している方は大勢いますが、従来と変わらず電気を使用しているのに「原発は反対」は矛盾していると思います。
電気に頼りすぎた結果、原発が生まれたはずなので、生活を改める必要があると私は考えます。
「今までは電気に支えてもらったけど、これからは頼りすぎない生活を心がけよう」
という「否定」ではなく「克服」の気持ちがなければ、原発は無くならないと私は思います。
政治についても同じではないでしょうか。
自民党を大きく支えているのは「日本医師会」ですが、「日本自動車工業会」も大きく支えています。
なので自民党が大企業を優遇するのも当然だと思っています。
法人税減税やエコカー補助金などが一例でしょうか。
しかし、そのお陰で私たちは自動車という便利なものを使い続けられているのではないでしょうか。
「車は乗るけど自民党は反対」は矛盾していると私は考えます。
蛇足ですが、私は零細企業の代表です。
万が一、自社が自民党の方々に支えていただくことが皆無だったとしても私は不公平とは思いません。
なぜなら私が自民党の方々を支えていないからです。
大企業の方々は何千万という巨額を献金しているので返礼があって当然だと思います。
いつも助けてくれる仲間と、全く何もしてくれない他人、双方がピンチの時に手を差し伸べるのは前者であることは誰もが明白です。
前安倍総理に反論する方も大勢いました。
私もその一人でしたが、今はそれが間違いだったと思っています。
普段から安倍総理を支援することなく、それどころかヤジさえ飛ばしていました。
それなのに自分が困った時だけ助けてくれ、などと都合の良いことは言えないはずです。
確かに国のトップである以上、全国民のことを考えるのは当然ですが、安倍総理も1人の人間です。
自身を非難する人の為に何かをしようとは思えないと思います。
私には到底出来ませんし、ほとんどの方が同じではないでしょうか。
自分に出来ないことを他人に求めたり、国のトップである方を非難すること自体、理にかなっていないと思います。
総理に不満があるのなら、自分と同じ意見の人から署名を集め、国会に提出し、審議していただくのが道理ではないでしょうか。
それで足蹴にされたのであれば非難したくなる心境は理解できます。
私は、安倍総理は安倍総理なりに日本のことを考え、最善を尽くされたのだと思っているので、心からお疲れさまでしたと敬意を表しています。
同じことが「佐渡市政」にも言えると感じています。
市町村がバラバラだった佐渡島を「佐渡市」にまとめることが出来たのは、初代佐渡市長の高野氏だからこそ成し遂げられたのだと思っています。
各市町村の意見をまとめることは決して容易ではなかったと思います。
同じように甲斐氏、三浦氏のご尽力で現在の佐渡市が築かれているはずです。
何人たりともこの御三方を否定することは許されないはずです。
唯一否定することが許されるのはご自身だけだと思います。
そして現在は4代目渡辺市長。
市長に申し出がある場合は、意見をご本人、もしくは市議の方に伝えることが先決だと思います。
そして議会で審議していただけば良いのではないでしょうか。
万が一却下されたとしても、非難する行為はいかがなものかと思います。
自身の申し出が通らなければ、「次期市長は自分がなる」と士気を高めることが道理ではないでしょうか。
SNSなどで特定の人を(大人数で)攻撃するような行為はあってはならないはずです。
私たち大人がそんなお手本を見せる限り、子どもたちの間で「いじめ」は一生無くならないと思います。
『人を憎まずして、己を憎め』
私はこれを、初代自民党立ち上げメンバーのお1人であり、自民党副総裁を歴任された川島正次郎氏の末裔の「平山秀善氏」から学びました。
まだまだ自分も出来ていませんが、日々努力をしています。
「あの人はこうだ」「この人はこうだ」と足の引っ張り合いをしていては、いつまでも佐渡は変わらないような気がしています。
渡辺市長を先頭に、敵味方関係なく佐渡市民が一丸となり、佐渡の全ての方と次世代の子どもたちが幸せになれるような島づくりが必要と私は考えます。
今回、その一助となれるよう平山氏をお招きし講演会を企画致しました。
多くの方のご参加をお待ち申し上げております。
『子どもたちを守る いのちの授業』特別編
バクロスTVキャスター 平山秀善氏 講演会
日時 2020年10月25日 13時~
会場 いさりびの宿 道遊
料金 3,000円
お申し込み·お問い合わせ
090-2564-4532(篠原)
《平山氏プロフィール》
池上彰氏のTV番組を手掛けたスタッフが在籍していたノーネス㈱のCEOであり、アメリカ・タイムインクのオフィシャル番組のプロデューサーにアジアで初めて就任。
大叔父は、戦後の日本を再建した自民党副総裁「川島正次郎」
《 主催者の想い 》
終戦後の食や生活習慣の現代化により、子どもでさえ生活習慣病にかかる時代に。
今私たちが暮らす日本には問題が山積みです。
私たち大人がそのひとつひとつを解決し、未来を担う子どもたちに、より良い佐渡ヶ島を繋いでいく責任があると強く感じています。
朱鷺が舞い、蛍が飛び交い、生きとし生けるすべての命たちが笑って暮らせる
「日本一子育てしやすい島」を目標に平山氏と学び、共に行動してみませんか。
《主催》佐渡のこどもたちの未来を守る会
2020.10.07日記
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