お宿日記

佐渡自然栽培研究会

農業について
私は農業をやったことがないので、口を出すのは恐れ多いですが、大切なことだと思うので。

人には自然治癒力が備わっています。くしゃみや咳・汗・目ヤニなど様々な排毒症状でウィルスを追い出し、また発熱することで死滅させます。
癌も白血病も慢性的病のほとんどはこれで治ります。
桑田圭佑さんや末期癌だった樹木希林さんは確かに西洋医学の治療もしてはいますが、治癒の理由は自然治癒力をいかんなく発揮させたこと。
食生活の改善とストレスの緩和はもちろんのこと、アロエベラジュースやモリンガ・プロポリス…….免疫を上げるスーパーフードと言われる食品はたくさんあります。
最近では小林麻央さんがステージ4で抗がん剤を拒否したのに無事退院されています。
誰かが代替療法をアドバイスしたからだと思います。

同じように植物にもあらゆる外敵から身を守る力をもっています。
それを『エンドファイト』と言いますが、現代の農作物は人間同様にそれを失っています。
山や森には無数の植物があり、それらは毎年芽を出し花を咲かせ果実を実らせます。
誰かが水をあげるわけでもなく、肥料をあげるわけでもありません。
それでも絶えることなく成長し続けます。

しかし、人間が関わる農作物や動物だけが病気になります。
人間と同様に化学物質とストレスが原因です。

作物を作るためにまず畑を耕しますが、それが間違いの始まりだと専門家は指摘します。
本来雑草の根などにミミズのエサがあり、ミミズが作物の栄養を作り出すはずなのに、耕すことで土の中が空っぽになるからです。

当然、栄養がない為に化学肥料を入れますが、それが植物のエンドファイトを阻害してしまいます。
当然身を守る術をなくした植物は、外敵にやられてしまいます。
そこで撒かれるのが農薬です。
更には大きくなれ大きくなれと、追肥を行ないます。
野菜には本来の大きさがあり、それを超えて肥大化すると栄養価は失われやすくなります。
人間もお腹一杯なのに、食べろ食べろ、と押し込められれば、食べ過ぎとストレスで病気になりがちです。

つまり植物も動物も人間も病気の根源は成育環境の乱れです。
自然の環境で良い食事とストレスが無ければ、生き物は病気になることはありません。
それがこれから佐渡で始まろうとしている無農薬・無肥料の『自然栽培』です。
平成5年の大冷害の年、米農家は壊滅的な状況だったそうです。
米不足でタイ米が輸入され、それを食べた記憶があります。
しかし、自然栽培の農家だけは例年通りの収量があったそうです。
自然の法則で育った植物はあらゆる外敵や環境の変化にも耐えることが出来ると言うことです。
それは動物も人間も同じことです。
そして生命力豊かということは、栄養も豊富ということです。
それを食せば、人の免疫もまた強くなります。
今後私たちに出来ることは『佐渡自然栽培研究会』が一生懸命作ったお米を、消費者として支持していくことです。
そしていつでも命の頂きに感謝する。
生かされていることに感謝する。

そう息子に教わりました。

2017.04.10日記

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